まちなかにチャレンジショップ 1月から中島ビルに開店 須賀川市の新しいにぎわいと回遊創出へ

商業地域振興須賀川市

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    にぎわい創出などプロジェクト概要をワークショップ
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    中島ビル内の出店ブースなどを見学

 須賀川のまちづくりを推進する民間まちづくり会社テダソチマ(大木和彦社長)は経産省と須賀川市の支援を受けて、早ければ来年1月10日から宮先町の中島ビル1階で「チャレンジショップ」を開店する。Rojimaなどに出店する若手事業者らが様々な店を開業する計画となっている。
 チャレンジショップは、同社が3月に策定した未来ビジョン「みちしるべ」に基づき、中心市街地全体のにぎわい創出や回遊性向上に向けて新しい創業やコミュニティづくりを「街に広がる、街を広げる」アクション・つながり・学びをサポートする取り組み。
 中島ビルに8区画(1区画約3・2平方㍍)を用意し、実験的に事業を始めたい人、事業をスモールスタートしたい人などがチャレンジができる場所を創出する。
 築約40年の中島ビルをtetteの設計を請け負った畝森泰行建築設計事務所が担当し、まちなかの主要施設・資源の回遊性を高めるきっかけとなる拠点づくりを目指す。
 まちなかの目抜き通り(通称たいまつ通り)とtette脇に抜ける小道に通り抜けができる店舗構造で、チャレンジショップをのぞいてからtetteにつながる新しい回遊ルートの創出なども期待される。
 小売店に限らず様々な業種の出店を21日まで受け付け、書類審査合否は23日頃送付する。出店の意欲や事業計画の内容、チャレンジショップ終了後の目標設定、中心市街地への波及効果などを総合的に判断する。
 同プロジェクトに基づく「コミュニティの場づくりワークショップ」は7日、Rojimaなどに出店し事業に関心のある若手事業者ら約20人が参加してサテライトオフィスpalette(旧まふね文具店)で開かれた。
 参加者それぞれの自己紹介とチャレンジショップに向けての意気込みなどを発表し合い、テーマを「コミュニケーション」と「空間活用」の2つにわけてグループワークを行い、チャレンジをつくる環境や空間づくりなどについて意見交換した。
 チャレンジショップは1、2月に仮出店し、2月下旬に市に成果報告書を提出、結果を受けて3月以降も営業を継続していく。
 問い合わせはテダソチマ(担当・桑名さん・℡ 0248-94-5600 )まで。詳細は特設サイト(https://sukagawa.mygroove.city/)。