本番想定の万引き対応訓練 年末年始控え「爆盗」対策を学ぶ

商業警察鏡石町須賀川市

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    犯人役の女性警官を呼び止める店員
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    さすまたの使い方を学ぶ店員たち

 年末・年始の特別警戒期間を前に、須賀川署は8日、イオンスーパーセンター鏡石店で大量万引き(爆盗)に対する対応訓練を実施し、買い物客の中に潜む悪質な窃盗集団の犯行を防ぐための有効な手立てや、事後対応を店員らが学んだ。
 爆盗は外国人等により組織的に行われる大規模な万引き行為で、実行犯が個別に動くことも特徴の一つとされる。
 訓練は同店の店員に犯人役の人数や狙いを伏せたまま、「この時間帯に訓練を実施する」という情報のみ与え、有効な対応が実践できるか試した。
 犯人役は署員5人が務め、うち3人は女性警官が行った。
 店員たちは不審人物を注意深く探し出し、声をかけるなどして被害を防いだ。
 逃走した犯人役に対しては自動車のナンバーを控えるなどして通報後の早期検挙につながる行動を実践した。
 訓練終了後、河野弘樹生活安全課長が「犯人は反撃を試みる場合がある。安全を最優先に、無理に捕まえようとせず複数人で対応すること、まずは衣服や身体的特徴、年代を把握し、車のナンバーを控え、110番通報するようにしてほしい。またカラーボールも有効で、逃走時に犯人に投げられるよう適した場所に配置してもらいたい。今回は5人グループだったが、これ以上の人数である場合もあり、防犯意識を高め、不審な動きをする人を注意深く見てもらいたい」と講評した。
 また化粧品やダイエット関係の医薬品、電気シェーバーなど高価なものは狙われやすく、注意してほしいと呼びかけた。
 そのほか犯人役の警察官が「声をかけられると動揺するし、『見られている』と意識させることが大切」などアドバイスした。
 庄司宏店長は「犯罪発生時の対応の大切さを改めて学んだ。普段から異変に気づけるよう意識すること、気づいた場合の報連相など徹底し、防犯に努めたい」と述べた。
 その後、さすまたやカラーボールの有効な使い方を学び、防犯能力を高めていた。