新型コロナ第8波が県内で猛威を振るっている。年末が近づき人の移動や集まる機会が増える中、各自治体ではオミクロン株対応2価ワクチンの接種や感染拡大防止に備えた抗原検査キットなどの準備、2次感染を広げない取り組み等を呼びかけている。
県感染症情報センターの感染症週報によると11月28日から12月4日までの県中管内の新規感染者は1513人で、第7波のピークだった今年8月の1周間あたり1600人台に迫る勢いで増加している。
年代別にみると最も多いのが10代で223人、次いで10歳未満211人、40代180人、30代175人、60代152人、50代144人、20代135人、70代121人、80代101人、90歳以上71人。90歳以上を除くすべての年代で100人を超えている。
10歳未満を細分化すると5~9歳127人、1~4歳74人、0歳10人となる。
県感染症対策本部はこれからの季節の感染対策として、手洗い消毒や十分な換気など基本的な対策の徹底のほか、ワクチンの早期接種、体調が悪いときは外出を控えるなど注意を促す。
また飲食の機会は感染リスクが高まることを意識し、短時間、距離を取る、会話時はマスクを着用する、感染防止対策の徹底された認定店を利用するなど呼びかける。
陽性となった場合は、二次感染を広げないため発症2日前までに接触した人に必ず連絡をする、決められた療養期間は外出せず、人との接触を避けることが必要となる。
検査キットで陽性とわかり、軽症で医療機関の受診を必要としないときは県陽性者登録センター(℡ 0120-670-050 )に登録申請する。
濃厚接触者となった場合は、5日間の自宅待機を原則とし、7日間が経過するまでは慎重な行動を求める。
なお無症状の場合は2日目と3日目に国が承認した抗原検査キットを使った検査で陰性を確認できれば、3日目から待機を解除できる。その際に陰性証明の提出は不要。
須賀川・岩瀬で、国が承認した検査キットを販売する薬局等は次の通り。
アイランド薬局東作店、コスモ調剤薬局(下宿店・須賀川駅前店・須賀川大町店)、サンキュー薬局すわまち店、サンプラス調剤薬局、たけうち調剤薬局駅前店、ベース薬局鏡石店、メルシー薬局西川店、チェリー調剤薬局、自由ケ丘調剤薬局、大町調剤薬局、調剤薬局ゼネファーム南町店、隆盛堂調剤薬局