来場所に向け意気込み語る 須賀川出身 高橋さん(二所ノ関部屋)が市長表敬訪問

スポーツ須賀川市

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    来場所への意気込みを語った高橋さん

 須賀川市出身で今年序ノ口、序二段を制し、来場所から幕下昇進が有力視される大相撲三段目の高橋さん(23)=本名高橋優太、二所ノ関部屋=は9日、市役所を訪れ、橋本克也市長に今後の目標など語った。
 高橋さんは相撲好きの祖父祥武さんの影響もあり、幼少の頃に相撲を始め、仁井田小5年生だった2010年には全日本小学生相撲優勝大会で準優勝している。
 相撲の道を極めるため、中学は単身で新潟の能生中に進学し、強豪海洋高、日本大スポーツ文化学部武道教育学科へと進んだ。2020年の東日本学生選手権個人戦では準優勝した。
 今年から元横綱・稀勢の里が師匠を務める二所ノ関部屋に入門し、大活躍をみせている。
 橋本市長は「会えるのを楽しみにしていた」と笑顔で歓迎し、「このまま関取になって、盛り上げてくれるよう期待している。ケガに注意して頑張ってほしい」とエールを送った。
 高橋さんは「右四つで寄り切る自分のスタイルをもっと磨いて、いずれ皆さんを観戦に招待できるよう頑張りたいです」と答えた。
 また須賀川の思い出や目標など問われ、「須賀川はご飯が美味しいのが印象的です。親方には毎日ご指導をいただいていますが、横綱ならではの圧力がすごく、他で味わえない素敵な体験をさせてもらっています。祖父への恩返しの気持ちで始めた相撲ですが、勝つにつれて応援の声や市内でも声をかけられる頻度が多くなり、これからも頑張ろうと思っています。将来は親方のように、組んだらガッチリと勝つ相撲をしたいです。幕下では先輩たちに胸を借りるつもりで、まずは1番1番自分の相撲を取り切りたいです。将来の十両昇進に向け、幕下上位を目指します」と述べた。
 現在は午前6時半に起床し、8時から相撲の稽古に打ち込む毎日を過ごす。1日2食、ちゃんこなど2、3㌔食し、身長184㌢、体重150㌔を維持しているが、より強くなるため体重はもっと増やしたいと話す。
 県内では白河ラーメンが好きで、趣味はお菓子作り。アップルパイやレアチーズケーキなど周囲に食べて喜んでもらうのが好きという一面も語った。
 来年は1月8日から初場所に挑む。

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