乙字ケ滝側の複合型水辺施設 建築家・隈研吾さんが設計 2024年オープン目指す

地域振興観光

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 玉川村が乙字ケ滝付近に整備する複合型水辺施設(仮称)の整備・運営事業に関するプロポーザル審査結果を公表し、新国立競技場など手掛けた建築家の隈研吾さんが同施設を設計することに決まった。来年6月から設計に着手し、2024年度のオープンを目指す。
 乙字ケ滝かわまちづくり計画に基づくもので、水の駅「リバー・ベース」をコンセプトに、カヌーなどのアクティビティ体験、地元産食材を味わえるステーキハウスやカフェ、村の新たな名産品を目指すクラフトビール工房などを盛り込む。
 施設はもともと隈研吾さんが設計し、1996年にそば屋としてオープンした鉄筋コンクリート造り、一部木造2階建ての建物。木材をふんだんに使う「和」をイメージしたデザインで、細長い板を平行に複数並べる「ルーバー」が特徴とされる。
 プロポーザルは三柏工業、隈研吾建築都市設計事務所、あぶくまビール、トーカンオリエンス、三菱HCキャピタルの5社からなる共同事業体が受託した。
 基本協定を来年1月中旬以降に締結し、6月村議会の承認を経て設計着手を目指す。