交通安全ダルマに目を入れる代表者たち
須賀川地区交通安全協会、須賀川地区安全運転管理者協会、安全運転管理須賀川事業主会、須賀川署など合同の「交通安全祈願祭」は13日、宮の杜のリクシル総合技術研修センター滑川神社祭場で行われ、今年も悲惨な事故を1件でも防ぐため連携した活動へ一致団結した。
昨年は全県的に交通事故や負傷者も前年より減少し、死亡事故は統計上最少だった。
一方で、須賀川市内では3件の死亡事故が発生し、さらに今月9日にも歩行者が犠牲となる死亡事故が起きるなど、余談を許さない状況が続いている。
交通安全祈願祭は約40人が出席して佐伯泰信滑川神社宮司が執り行い、大木正弘交通安全協会会長、赤松正広署長、須賀川市交通対策協議会長の橋本克也市長ら関係者が神前に玉ぐしを捧げ、しっかりと両目を開き、目を光らせてほしいとの願いから交通安全ダルマの両目に目入れした。
大木会長は「原点回帰スローガン『須賀川・岩瀬からはじめよう交通安全』のもと、地域に真に密着した活動で事故ゼロの社会実現に向け活動していく」、赤松署長は「昨年は人身事故138件(前年比11件増)、負傷者151人(同7件増)の被害が発生した。署員一同決意を新たに事故防止へ危機感を持ち、街頭広報をはじめ総合的な対策に力を尽くしていきたい」、橋本市長は「事故防止には一人一人が交通社会の自覚を持ち、ルールを守り、交通弱者への思いやりを持つことが何より大切。効果的な対策を講じ、事故撲滅を訴えていきたい」とそれぞれあいさつした。