事故現場を確認する参加者たち
9日に須賀川市八幡山地内の国道4号線上で発生した交通死亡事故を受け、交通関係機関・団体は16日に現場点検を行った。続発防止に向け交通教育を徹底し、夜間に出歩く際は明るい色の服や反射材を活用する、道路横断時は横断歩道等の安全な場所を使用するなどの対策を呼びかけることにした。
事故は午後8時25分頃、片道2車線の道路上にいた高齢女性が複数の乗用車にはねられた。女性は頭など強く打ち搬送先で死亡した。
事故発生時は雨などの影響で路面が真っ黒だったことも確認されている。
点検は須賀川地区交通安全協会、地区安全運転管理者協会、安全運転管理須賀川事業主会、市交通安全母の会、地域交通安全活動推進委員協議会、高齢者交通安全指導隊、市交通安全対策協議会、国土交通省郡山管理事務所、須賀川署員ら20人が参加した。現場の状況を確認し、対策について意見を出し合った。
市内の過去5年間の交通死亡事故をみると、歩行者と自転車が半数を占める。
そのため特に高齢歩行者への交通教育を徹底するほか、ドライバーにも上向き・下向きライトのこまめな切り替えなど、歩行者の早期発見につながる指導に力を入れていく。
なお事故の原因や被害女性の身元などは現在捜査を進めている。