「きこえない」主人公の奮闘 3月12日に映画「咲む」上映会 須賀川地方聴力障害者会

天栄村教育福祉鏡石町須賀川市

  • 画像
    映画をPRする大河内会長(右)と伊藤委員長

 須賀川地方聴力障害者会の映画上映会「咲む」は3月12日午前10時半から、市文化センター小ホールで開かれ、看護師国家試験に合格したろうの主人公がある村の地域協力員として奮闘する姿を通じ、ろうの子どもたちや家族等に幅広く夢を与える。
 作品は全日本ろうあ連盟が創立70周年を記念し、きこえに関係なく様々な人々が共生していく社会を目指して制作し、2020年から全国各地で上映している。
 主演の藤田菜々子さんをはじめ、作中のろう者は実際にろうとして生きる役者が務めた。また脚本、翻訳も担う早瀬憲太郎監督自身もろう者であり、主人公が喜びや葛藤の中で様々な障壁を乗り越えていく姿を通じ、「ろう者」とは、「きこえない」とは何であるか、「手話言語」の魅力、ろう者独自の文化などを市民に広く伝える。
 須賀川地方聴力障害者会の大河内惣治会長、伊藤義勝実行委員長らは17日、阿武隈時報社を訪れ上映会をPRした。
 入場料は高校生以上1200円、小中学生500円、未就学児無料。
 チケットなどの問い合わせは同会(FAX73―3125)、須賀川手話サークルあゆみ会(℡82―3145)まで。