芭蕉翁三十六俳人並双幅など展示作品
風流のはじめ館の冬のスポット展「芭蕉から見た須賀川の風景」は狩野永耕作・芭蕉翁三十六俳人並双幅をはじめ334年前に須賀川で8日間滞在した芭蕉の足跡を、弟子の曽良が残した旅日記などの関連資料を多数展示し、1カ月ごとの展示替えを予定し、4月24日まで開いている。
芭蕉は須賀川在住でかねてから親交のあった相楽等躬をはじめ、土地の俳人との俳諧を楽しみ、その様子と詠んだ句が今回のメーンの一つ「芭蕉翁~」であり、近隣の神社仏閣を訪ねるなど温かなもてなしを受けながら滞在中に詠んだとされる3つの句も時系列で紹介している。
ほかにも幕末を代表する閨秀俳人の市原多代女が86歳の初春で詠んだ「我かげのわれとをかしき初日かな」の掛け軸なども展示している。
展示会場近くでは今月14日にすかがわ昔話の会が行った「だんごさし」が飾り付けられ、カボチャやヨモギで色付けした団子と縁起物のヒョウタンなどが飾られている。