無形民俗文化財の継承へ唄い始め 古寺山自奉楽保存会

地域振興文化須賀川市

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    唄い始めの練習が行われた古寺山自奉楽保存会

 県指定重要無形民俗文化財の古寺山自奉楽保存会の唄い始めは22日、約20人が出席して上小山田区民館で開かれた。毎年旧暦の1月2日に開いているが、今年は1月23日で月曜のため前日に行われた。
 古寺山自奉楽は古寺山白山寺の聖観世音が33年に一度の御開帳の際に舞を奉納しているもので、持続継承するために月1回の練習を行っている。
 熊谷一徳副区長、熊谷雅孝社寺長、熊谷良直社寺総代たちを迎え、保存会の師匠らが「歌」「笛」「振り付け(踊り)」を練習した。
 熊谷留正会長は「唄い始めにご協力ありがとうございます。今年は大東文化のつどい(2月19日)に出るために子どもたちも参加して練習していますのでよろしくお願いします」とあいさつした。
 自奉楽の踊りは「平鍬踊り」「御田植え踊り」「獅子舞」の3つの芸能で構成されている。「御田植踊り」は田耕いから米つきの12の種目に分かれており、そのうち8種類を笛や歌に合わせて踊りを披露した。
 熊谷副区長は「協力ありがとうございます。練習して文化祭には立派に踊ってください。これからもお願いします」と祝辞を述べた。