凍りついた八流の滝
須賀川市小倉、塩田、下小山田にまたがる「八流の滝」は25日、今季最強の寒波により氷結が進み、自然の芸術が訪れる人を魅了した。
地名から「網の輪滝」とも呼ばれ、宇津峰を源流とする塩田川と小倉川が合流した下流にある。磨きのかかった砥石のような断崖から八條に分かれて美しく流れ落ちることから、「八流の滝」の名がついたと云われている。
和田・塩田線の阿武隈川の橋を渡って下小山田方面に進み、滝の案内看板に沿いながら行くと、山あいに突然、高さ約7㍍、幅約10㍍の清流の滝が現われる。
元禄2年、俳聖松尾芭蕉が「奥の細道」の行脚の中で乙字ケ滝から小作田を通ってこの地を訪れたと伝えられている。
同日は写真愛好家たちが三脚を立て写真を撮る姿も見られた。