福島県中管内 インフルエンザが先週より倍増 感染対策徹底を

健康医療天栄村鏡石町須賀川市

 県感染情報センターは2023年第3週(1月16日から22日)の県感染症発生動向調査週報を発行した。県中保健福祉事務所管内のインフルエンザ流行状況は10カ所ある定点医療機関からの患者報告数が72件となり、前週の35件より倍増した。既に流行期に突入しており、来週にも1定点あたりの感染者数が注意報レベルの10・0人に達すると予想される。
 県内全体のインフルエンザ報告数は365件で前週から82件増えた。
 県北、相双、いわき市では前週より減少したものの、郡山市では前週より約5倍増加した。
 インフルエンザ迅速診断キット結果では、ほぼ全数がA型に感染しているが、シーズン後半に流行しやすいB型も報告され始めている。
 年齢別では5~9歳が約25%と最も多く、次いで10~14歳、15~19歳、0~4歳、20~29歳の順で多くなっている。
 管内の感染症としてはこのほか、感染性胃腸炎が51件(前週比22件増)報告され、流行の兆しがうかがえる。
 またA群溶血性レンサ球菌咽頭炎が4件、RSウイルス感染症が3件報告されており、注意が求められる。