道の駅の条例など可決 天栄村臨時議会 工事請負金を増額

天栄村行政農業

 天栄村臨時議会は26日に開かれ、農林水産物直売施設(道の駅)の設置条例、同施設指定管理者、工事請負契約の一部変更、今年度一般会計補正予算を原案通り可決した。
 大里地区に建設中の新道の駅は既存の「季の里天栄」を正式名称として継続して使用することとなった。
 農作物等の委託販売利用料は売上高から割合で計算し、村内在住者が20%、村外在住者25%、村内事業者30%、村外事業者35%とする。希望者には売上額の10%をさらに加算し集荷対応する。
 施設内に2区画を設けるテナントスペースは使用者が売上額の15%を支払う。
 テナントスペース以外で直接販売する場合、村内在住者・事業者は売上額の20%、村外35%を支払って利用できることになった。
 施設の指定管理者は天栄振興公社が選ばれた。
 同施設の工事請負契約の一部を変更し、契約金は3億8775万円から3億9379万3400円に増額した。これにより駐車場のカーポートに太陽光発電パネルを設けるためのキュービクル(高圧受電設備)を設置する。
 このほか一般会計補正予算は歳入歳出にそれぞれ3321万2000円を追加し、総額は46億8988万3000円とした。
 主な歳出として妊娠した人を対象とする出産応援給付金に175万円、出産した人を対象とする子育て応援給付金に85万円計上した。それぞれ昨年4月までさかのぼり、対象者に各5万円給付する。