県感染情報センターは2023年第4週(1月23日から29日)の県感染症発生動向調査週報を発行した。県中保健福祉事務所管内のインフルエンザ流行状況は10カ所ある定点医療機関からの患者報告数が61件で、前週より11件減少した。県内全体も341件(前週比24件減)と減少傾向にあるが依然として流行期であり、引き続き十分な感染症対策が求められる。
インフルエンザ迅速診断キット結果では、ほぼ全数がA型に感染しているが、シーズン後半に流行しやすいB型もわずかに報告されている。
年齢別では5~9歳が約27%と最も多く、次いで10~14歳、0~4歳、15~19歳、20~29歳の順で多くなっており、前週に続き若年層に感染が集中している。
管内の感染症はこのほか、感染性胃腸炎が45件(前週比6件減)報告された。