調べた結果を発表する生徒たち
須賀川桐陽高の数理科学科課題研究発表会は2日、2年生36人が7班に分かれ、プラナリアの生態やダニエル電池の起電力の変化など、様々なテーマで挑んだ実験や調査結果を披露した。
自然科学に関する課題を自ら設定し、計画を立てて問題を解決する活動とその成果を発表する事を通し、知識・技術の深化や総合化、問題解決能力や主体的な学習の態度、プレゼンテーション能力などを身につけるため、毎年同科の2年生が実施している。
指導助言者として福島大共生システム理工学類から中川和重准教授、渡部潤准教授を迎えた。
また1年生27人が聴講した。
各班は「図形と強度の関係」「糸電話の限界に挑戦」「茶葉からのカフェイン分離」など自分たちで考えた題材を設定し、計画的に研究を進めてきた。
このうち4班は「プラナリアの不思議」をテーマに、翠ケ丘公園で採取したプラナリアについて、光に対する反応やエサの認識方法を調べた。
実験の結果、プラナリアは光を避けるのではなく、縁に集まる習性があること、エサは酸性の物質を認識して近寄ると仮説を立てたが、そうではないらしいことがわかった。
実験方法の反省点なども説明し、エサの認識について今後の展望も語った。
生徒たちは緊張しながらも、聞き取りやすい速さなど意識しながら発表している様子だった。