新しいまちづくりへ意見交換するワークショップ
今年度最後の須賀川駅周辺地区まちづくりワークショップは3日、駅を利用する須賀川創英館高・須賀川桐陽高生や新栄町住民たち約50人が参加して市役所で開かれ、新年度以降の具体的なイベント開催に向けたグループワークで意見交換した。
現在進めている駅西地区整備に向けて、令和元年度から福島大学と連携して、駅周辺地区の将来を考えるまちづくりワークショップを実施している。
令和3年には参加者のアイデアをもとに駅西地区で初めての市民参加型のスカイランタンイベントを開き、夜空に浮かぶ幻想的な灯りが大好評を得た。
今年度はこれまで継続してきた活動を振り返るとともに、今後も継続的に活動していくアイデアを考えることを主眼にワークショップを実施している。
今年度最終回となる第4回ワークショップは、岩手県大船渡市で地元の飲食店や商店を中心とした約30の店舗が集まった商業施設「キャッセン大船渡」を運営する臂徹さんを講師に迎えて、地元高校生たちを巻き込んだまちづくりの取り組みなどの講演を聴いた。
川﨑興太福大共生システム理工学類教授の講義に続いて、グループごとに第3回ワークショップでまとめたプロジェクトのブラッシュアップを目指して、新年度につながる活動へ意見交換した。
市はJR東日本とともに、駅周辺の朝晩の交通混雑や須賀川の玄関口の新しいにぎわい創出を目指し、駅西地区再整備事業に取り組んでいる。
国道4号線と駅西地区をつなぐ新たな幹線道路や周辺道路の整備を進め、現在は東西地区を連結する東西自由連絡通路や新駅舎の令和7年春供用開始へ着工している。幹線道路や現駅舎の観光拠点施設改装などは令和8年度の完成を予定している。