ネギの収穫を取材する子ども記者
須賀川市の市民団体「そらいろのたね・ゆめのたね」の農業体験は12日、稲田地区の設楽農園で行われ、ネギの収穫を楽しんだ。合わせて子ども職業体験として、小学生の子ども記者3人がその様子を取材し、インタビューなどに挑んだ。
自分が住むまちの魅力を見つけ、体感し、職業観を育みながら地域への愛着も醸成すること、須賀川と自分の未来を思い描き将来的な人口流出を防ぐことなど目的に実施している。
農業体験は7家族約20人が参加、設楽農園の設楽哲也さんが協力し、ネギの収穫方法やクキ、葉、根の見分け方などを説明し、実際の収穫に挑戦した。
子ども記者たちは、軍手姿で背丈の半分以上もあるネギを一生懸命に掘る参加者たちの姿をカメラに収め、「ネギは好きですか」「農業体験は楽しいですか」「どんなところが難しかったですか」など動画撮影しながらインタビューを試みていた。
昨年4月から子ども記者をしている厚美こころさん(柏城小6年)と矢吹優育さん(同)は「答えやすい質問にしたり、写真は臨場感を大切にしたりするなど工夫しました。記者体験を通じて色々な人の気持ちを知ることができて、楽しいです。将来は人の役に立つことや、笑顔にする仕事をしたいです」と述べた。
今回のネギ収穫や、昨年1年間で実施した水遊び、リンゴ収穫などの取材記事をまとめた冊子「すかがわはばたくニュース」は4万5000部を4月に発行し、市内の幼稚園や小中学校などに配布する。