天栄中の校長室にある南国生まれのパパイヤの木が実を結び、受験生を励ますような姿が話題を呼んでいる。
もともと学校関係者が7年前に種を植えたもので、今年度から校長室に移された。濱津太校長が毎日水の世話をし、高さ約2・5㍍まで生長した。
昨年11月頃から実がなり始め、現在は大きさ約7㌢の実を4つ付けている。さらに白い花も1つ開いており、上手くいけばまだ実が増えそうだ。
濱津校長によると、昨年も実はなったそうだが、生長する前に落ちていたという。
現在は木の高さが天井まで達したため、上方向へ生長していた分の栄養が実を育んでいるのか、これまでにない大きさまで膨らんでいる。
「南国の木がこのように育つのは、いくら室内とはいえ相当大変なはず。ぜひ生徒たちにも見てもらいたい」と濱津校長。掃除の時間に校長室を訪れる生徒たちも見上げるほどのパパイヤに驚き、異国の地で7年間の努力の末に実を結ぶ姿に関心を寄せている。