「オープンファクトリー」目指し先進実例学ぶ 須賀川市企業間ネットワークセミナー

地域振興産業行政須賀川市

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    東京墨田区の取り組みを学ぶネットワークセミナー

 須賀川市企業間ネットワークセミナー2023は13日、市内外中小企業・小規模事業者など44社約70人が参加してグランシア須賀川で開かれた。
 市内外の企業間ネットワークを拡大し地域産業の活性化を図るため、情報発信や企業間連携による研究開発、取引拡大などのきっかけづくりのため毎年開いている。
 市は今後、事業者の認知度向上を目指し、自社の魅力発信の機会として販路拡大や人材確保のきっかけとなるだけでなく地域への貢献にもつなげる「オープンファクトリー」の開催を検討しており、この取り組みの先進事例である東京都墨田区スミファ実行委員会の浜野慶一委員長を講師に迎えた。
 冒頭で橋本克也市長は、コロナ禍とアフターコロナを見据えた市の支援策や第9次総合計画の着実な推進を見据えた取り組みなどを説明し、「講演が皆様にとって今後の企業活動や新たな事業展開に向けた一助となりますことをご期待申し上げます」とあいさつした。
 講演は「東京・下町・墨田のオープンファクトリー連携事例」のテーマで浜野委員長が講話し、「スミファ」の開催に至るまでの経緯や背景、開催の目的、墨田の中小企業を取り巻く環境の変化など実例を紹介した。
 昨年11月に開催した「第11回スミファ―すみだファクトリーめぐり」は、墨田区の町工場36社を巡り、いわゆる“ジャパンメイド・ブランド”を支える現場の熱意と底力を参加者が実際に肌身で感じることができた。
 コロナ禍で直近2年はYouTube配信やSNSの活用などオンラインでの新しい取り組みを模索したが、3年ぶりの開催で工場・すみだ・みんながコロナ禍で我慢し続けパワーアップした「底力」を存分に見せつける2日間となった。
 閉会後は約30人が参加して懇親会を開き、未来の須賀川オープンファクトリー(仮)実施に向けて、関係者と講師が熱心に意見交換していた。

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