精米機器をはじめとする米の総合メーカー東洋ライス(本社・東京都)が販売する2023年度に世界で最も高価な米「世界最高米」に、天栄米栽培研究会の内山正勝さんの生産したコシヒカリが使用される。
世界に向け日本産米の価値向上と、米生産者に夢と希望を持ってもらうことを目指す事業で、今回で8回目となる。
原料となる玄米は昨年12月に実施された米・食味分析鑑定コンクール国際大会の「国際総合部門」と「栽培別部門米の精」で金賞を受賞した中から6品を同社の独自基準で選び、一般価格の約8倍となる1㌔あたり1900円で買い取った。
これらを同社の技術で最高品位の「金芽米」に仕上げ、7月頃から140㌘6袋入り1万800円で発売する予定。
内山さんは昨年の国際大会で7回目となる国際総合部門金賞を受賞し、今回選出されたことを受け「令和4年産米は、夏の高温障害の軽減対策で田植え時期を例年より約10日遅らせてスタートし、これが功を奏した。基本的な栽培管理のマスターと稲の持つ特性を最大限に発揮させる手助けが栽培者の役割だと思っている」とコメントを寄せた。