文科大臣表彰など報告 湯本中 アントレ学習が評価

SDGs天栄村教育

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    受賞を報告した渡部校長(左2)、千葉教諭(左3)

 来月で閉校する湯本中はアントレプレナーシップ学習が評価され、令和4年度キャリア教育推進連携の教育部門で文部科学大臣表彰と、こおりやま広域連携中枢都市圏の「こおりやまSDGsアワード(教育部門)」を受賞した。渡部幹雄校長と千葉大樹教諭は24日、村役場を訪れ、添田勝幸村長と久保直紀教育長に受賞報告した。
 同校は生徒2人が卒業する3月に閉校し76年の歴史に幕を下ろす。生徒や地域に何かを残したいという思いもあり、昨年度からアントレプレナーシップ(起業家精神)学習として、地域の魅力を発掘し商品開発・販売に取り組んできた。
 今年度はSDGsの観点から規格外野菜の活用や使い捨てにならないパッケージ(缶)の活用など考え、佐藤瑛汰さんが「天菜二岐山パン」、星葵さんが「NEWヤーコンクッキー」「天菜クッキー」を開発、道の駅や地区文化祭などで販売した。
 さらに製品を特産品として残したいと、村と協力してふるさと納税返礼品化も進めており、来月にも登録完了する見込みとなっている。
 取り組みには地元の農家や製造事業者、販売者など多くの協力があり、そうした中で生徒たちも大人と接する機会を得て、コミュニケーションスキルなども磨かれ、自信や愛村心を育んだ。
 渡部校長は「多くのご協力をいただいたからこその受賞であり光栄に思う。3月には天栄中の1・2年生に2人の取り組みの概要や思いを伝える行事も企画し、次につなげたい」と述べた。
 添田村長は「2人は会うたびに成長を感じさせてくれた。子どもたちの自信につながるこうした教育は大切であり、先生たちの熱い思いで実現できた」、久保教育長は「天栄中でも『ふるさと・夢プロジェクト』で引き継いでいきたい」とたたえた。

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