伝右衛門ラビーニャの特徴など伝える生徒たち
須賀川創英館高オフィス情報科の生徒やグランシア須賀川、千葉商科大などが須賀川養蜂伝右衛門はちみつを使って開発したバスクチーズケーキ「伝右衛門La BeeNIR(ラビーニャ)」の試食会は25日、福島空港で開かれ、新年度1学期中の販売に向け価格や味などアンケート調査で意見を募った。
福島S―HART(エスハート)事業の一環であり、持続可能な養蜂事業を活用した空港と復元力のあるまちづくりを目指し、須賀川創英館高などのほか、ふるサポ、銀座ミツバチプロジェクトやあいおいニッセイ同和損保保険、プロシード、ANA総合研究所、福島空港ビル、カルティブ、だいがくアシスタンスが参加している。
ラビーニャは須賀川市内で採蜜した伝右衛門はちみつを使用し、名前はオフィス情報科の生徒37人が300個の案を考え、その中から選んだ。
今回のアンケート調査はフィールドワークとして、4つのロゴマーク案を提示したり、見た目やパッケージの感想、より魅力的にするための改善点などを生徒自ら考えた設問の調査票を作成し、空港利用者に質問した。
生徒たちは試食の反応に期待を寄せるような表情を見せながら、「アンケートでわからないことがあれば聞いてください」「食べてくださってありがとうございます」など笑顔で伝えていた。
今後はアンケート結果をもとにより良いPR方法など検討し、新年度1学期中に空港やジェードグリーンカフェなどでの販売を目指す。
参加した安田瑠波さんは「甘さが控えめで子どもから大人まで美味しく食べられる商品です。須賀川や空港の活性化につながるよう、宣伝など頑張りたいです」、飯塚ななさんは「地域に貢献できるよう、須賀川のはちみつを推していきたいです」、矢部美優さんは「今回のアンケート調査で販売していく実感がわきました。また開発の大変さなど勉強になりました」とそれぞれ感想を述べた。