予防消防呼びかけを求める善方団長の激励 市役所駐車場から出発する団車両
須賀川市消防団の春季全国火災予防運動防火パレードは26日から始まり、市役所で出発式が行われ、善方明夫団長の激励を受け、全13分団約60人の団員が一斉に各担当エリアに向けて出発し予防消防を呼びかけた。
善方団長は「春先になると野火火災や山林火災などが多くなる。そこに我々の予防消防が生きてくる。我々の消防車両の赤いランプを見るだけで効果が出てくる。本来であれば3月1日から火災予防運動が始まるが、本市においては3日間前倒しして本日から予防運動に入ります。7日まで徹底した予防活動をお願いします」と激励した。
市消防団が日常的に掲げる「予防消防」は、全ての場所で火災や事故につながる可能性を見つけだし未然に防ぐことで、安全・安心なまちづくりを目指す取り組み。
これまでも一朝有事に備えた訓練とともに、季節ごとの火災予防運動に合わせて、須賀川地方広域消防組合や行政と連動して住宅用火災警報器設置促進などを呼びかけてきた。
善方団長の激励を受けた団員たちは、各分団消防車両に分乗し、赤色ランプとサイレンを吹鳴させながら、第1分団を先頭に市役所駐車場から消防車がパレードに出発し、農作業で毎年頻発する野火火災予防や住宅用火災警報器設置促進などを広報で呼びかけた。
市役所周辺には関係者だけでなく、子どもたちもパレードを見守り、勇ましく駐車場を出ていく消防車両と団員たちの雄姿にあこがれの眼差しを注いでいた。
今シーズンの春季全国火災予防運動は3月1日から7日まで、「お出かけは マスク戸締り 火の用心」の統一標語をもとに、火災予防思想の一層の普及と発生防止へ各種広報活動に取り組む。
市消防団はもとより、広域消防組合の須賀川消防署や同署鏡石分署なども広報活動を通して予防消防を呼びかける。