胸を張り卒業証書を受ける生徒
須賀川・岩瀬地方の4高校(須賀川創英館、須賀川桐陽、清陵情報、岩瀬農業)は1日、各校で卒業式を行った。約900人の卒業生は友人や恩師との別れを惜しみながら、青春の母校を巣立った。
このうち須賀川桐陽は同校体育館で卒業証書授与式を行った。
卒業生213人一人ひとりが呼名され、代表の数理科学科和田拓真さん、普通科小林風喜さんに卒業証書が授与された。
橋本忠広校長は「皆さんが中学3年の3月からコロナ禍に入り、様々な行動制限が続いたが、その中で勉学や部活動で素晴らしい成果を挙げた。今年度、本校は60周年を迎えたが、活躍する先輩たちに続き、新時代に貢献できる人物になってほしい」と式辞を述べた。
在校生代表の青栁匡咲生徒会長が送辞、卒業生代表の日野春優前生徒会長が答辞を務めた。
卒業生らは保護者や教諭らの温かい拍手に包まれ、3年間の学校生活に思いを巡らせて涙ぐむ場面もあった。
なお県教委が卒業式の「マスクなし」を容認したことを受け、同校ではマスクの着脱を生徒の自由としたが、ほとんどの生徒はマスク姿で式に臨んでいた。