春季全国火災予防運動は1日からスタートし、統一標語「お出かけは マスク戸締り 火の用心」のもと、関係機関が広報活動など実施して火災予防思想の普及と啓発を目指す。期間は7日まで。
このところ須賀川・岩瀬管内でも下草火災や枯れ草火災が続いている。火災が発生しやすいこの時期に、予防思想の一層の普及で発災を防ぎ、高齢者を中心とする死者を減少させ、また財産の損失を防ぐことなど目的に、全国で一斉に行われる。
重点目標に住宅防火対策、乾燥・強風時の火災発生防止対策、木造飲食店等が密集する地域に対する防火指導、放火火災防止対策、特定防火対象物等における防火安全対策、製品火災の発生防止に向けた取り組み、多数の人が集合する催しに対する火災予防指導、林野火災予防対策などの徹底を挙げる。
須賀川消防署は4日午前10時からイオンタウン須賀川で街頭啓発活動を実施し、住宅用火災警報器の設置促進などのほか、はしご車、防火衣を展示し、広く設置率向上など呼びかける。
鏡石分署は町消防団と合同で街頭PR「牧場のあーさーと学ぼう!住宅防火と地域を守る消防団」を4日午前10時半からイオンスーパーセンター鏡石店で行い、消火活動デモンストレーションや消火器扱い体験などで防火意識高揚を図る。
長沼分署は4日にショッピングパークアスク、5日に道の駅季の里天栄で街頭広報活動を行い、来場者に啓発資料を配布し協力を呼びかける。時間はいずれも午前9時半から。
湯本分遣所は5日午前9時半からグランディ羽鳥湖スキーリゾートでリフト券に火災予防に関する印字をしたり、防火衣を着て滑走しながら防火に関するPRを行う。
このほか各消防署では高齢者世帯防火訪問や広報車両での巡回、防災行政無線を使った広報活動など幅広く展開する。
また各自治体やヤクルトレディの協力を得た防火啓発なども行い、1件でも悲惨な火災を減らせるよう力を入れる。