地域の安全安心を見守り 須賀川市・いちいが連携協定

地域振興行政須賀川市

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    地域見守り協定を締結したいちいの伊藤社長(左)

 須賀川市といちいの「地域見守り協力に関する協定締結式」は9日、市役所で行われた。同社の移動販売車「移動スーパーとくし丸」が訪問先で異変などを発見したときは市長寿福祉課に連絡し、高齢者が住み慣れた地域で安全に安心して暮らせるようサポートする。
 締結式には橋本克也市長、安藤基寛副市長、いちいから伊藤信弘社長、伊藤大地専務が出席した。
 同協定は市といちいの相互連携のもと、見守りを必要とする高齢者の安否確認や異変の早期発見・対応を目的に締結した。
 いちいは平成26年以降、移動販売車を須賀川店で2台、鏡石店で1台運行し、週2回約300世帯の買い物を支えている。
 今回の協定で通常業務全般において、訪問先の異変などを発見した場合は、状況を総合的に判断したうえで、必要と認められた場合に市長寿福祉課に連絡し、地域住民の安全確保と安心した生活が営めるよう協力する。
 橋本市長は「お互いの持てる力を最大限に発揮し合い安全安心な地域づくりにつなげたい」、伊藤社長は「須賀川市の皆さんが安全安心してお買い物ができるよう協力していきたい」とあいさつした。
 市はこれまで地域見守り協定を3件(包括連携協定見守り活動とあわせると6件)、いちいは県・3市町村と同協定を締結している。