岡部校長から卒業証書を受ける卒業生
須賀川・岩瀬地方の中学校13校の卒業証書授与式は13日、各校で行われ、894人が3年間ともに過ごした、思い出深い学び舎を巣立った。
須賀川三中は、体育館で卒業生と在校生、保護者、教職員が見守る中行われ、92人(男子47人、女子45人)が卒業した。
国歌、市歌、学事報告のあと、岡部昭彦校長が一人ひとりに「おめでとう」と証書を授与し、「皆さんの中学校3年間はコロナとの闘いの日々でした。日本全国一斉の臨時休校、新しい生活様式の中で給食は黙食、部活動の大会は中止など窮屈な生活の連続でした。皆さんの思いが結集したのは全校が一つになった華王祭、3年ぶりに復活した三中松明。後輩の良き手本となり本校の伝統に新しい一ページを書き加えてくれました。この経験を無駄にすることなく、未来に向かって歩んでほしいと思います。はなむけの言葉として『自立した人』『自らの力で未来を切り拓ける人』の二つを贈ります。失敗を恐れず様々なことに挑戦し、しっかりした自分を持つ人になってほしいと思います」と式辞を述べた。
来賓の森合義衛教育長が祝辞を述べ、在校生代表の関根颯音さんの送辞、歌「明日の空へ」を送り、卒業生代表の西澤里紗さんが答辞を述べ「旅立ちの日」を歌った。
校歌が流れる中、卒業生はこれまでの3年間の出来事や思い出を振り返り、涙ぐんでいた。