須賀川市社協 11月に創立70周年記念式典予定 新年度事業計画など協議

福祉須賀川市

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 須賀川市社会福祉協議会の臨時評議員会は13日、市役所大会議室で開かれ、新年度事業などを協議した。石井正廣会長は「昨年予定していた創立70周年記念式典(並び第12回社会福祉大会)は新型コロナのため延期したが、11月を目安に開催したい」と予定を示した。また新年度は各種事業を通じ、地域のつながりの再構築を図り、ともに支え合う地域社会づくりを推進する。
 約20人が出席し、今年度補正予算、新年度事業計画・予算について協議したほか、施設長の任命について報告を受けた。
 2施設の施設長が4月1日付の職員人事異動で退職するため、白鳩保育園長は高木正宏長沼東校長、須賀川一小児童クラブ館長は同館の須藤真喜子主任放課後児童支援員が就任する。
 新年度の基本方針として、地域住民から寄せられる生活課題を受け止め、地域を基盤に解決につなげる支援やその仕組みづくりを行い、小地域における住民主体の福祉活動を一層強化し、ボランティア・NPO団体、社会福祉法人、福祉施設など地域の各種団体との協働の取り組みを広げる。
 主な事業のうち「福祉の地域づくり推進事業」は、これまでコミュニティソーシャルワーカー等が地域食堂などのボランティア団体の立ち上げや運営を支援してきたが、新たに福祉の地域づくりに参加する団体などが気軽に集える場所を整備し、支援団体同士の連携強化などを図る。
 「須賀川一小児童クラブ館分室事業」は、待機児童解消までの緊急的な措置であった放課後居場所緊急対策事業について、児童クラブ館として常設化する。場所は市老人福祉センター2階で、定員は40人。放課後児童クラブの利用申し込みをしたが定員からあふれてしまった人などを対象に、主として4年生以上の高学年児童の受け皿を担う。
 このほか福祉まるごと相談窓口やフードバンク事業、福祉教育の推進事業、介護予防ボランティア制度などを継続し、ともに助け合う地域社会の実現を目指す。

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