水田農業振興大会であいさつする佐々木組合長
JA夢みなみ水田農業振興大会は14日、白河市の営農経済本店で関係者約120人が出席し、所得の維持向上を誓い合った。
大会は生産者と関係機関が一堂に会し、生産振興と相互関係を密にし、安定生産と安定供給体制の構築、農家所得の向上を図ることが目的。
佐々木一成代表理事組合長が「実質3年ぶりの開催になります。円安や肥料、資材、燃油などの高騰と極めて厳しい状況となっています。10月よりインボイス対応としてJA特例を活用して委託による共同計算方式に変える方針です。集荷目標達成をよろしくお願いします。みどりの食料戦略をJAグループとしても取り組み、役職員一同力を合わせ、難局を乗り越えるよう取り組みます」とあいさつした。
第6回「うまい米コンテスト」受賞者9人を表彰したあと、来賓の山本真也東北農政局福島県拠点地方参事官、大波恒昭県中農林事務所長らが祝辞を述べた。
山本地方参事官が令和5年産に向けた水田農業の取り組み方針について説明した。
令和5年産取り組み事項と支店別集荷計画の重点事項は全量集荷対策、高品質米生産販売強化、農産物検査、各部署連携による安全・安心への取り組み、事業計画達成に向けて集荷目標55万俵などが報告した。
水田農業振興大会スローガンの「水田活用米穀の取り組み拡大により、所得の維持・向上に努めよう」「多収性品種への作付け転換を推進し、10㌃当たりでの所得向上に取り組もう」「高品質な米を生産し選ばれる産地を目指そう」を決議した。
うまい米コンテスト表彰者は次の通り。
▽県知事賞=小沼孝雄(天栄支店)▽JA全農福島県本部長賞=吉成邦市(同)▽市町村会長賞=馬場吉信(同)吉田義勝(東支店)小林彦次(玉川支店)▽組合長賞優秀賞=円谷要(天栄支店)▽組合長賞優良賞=白旗正彦(玉川支店)大森宏樹(泉崎支店)鈴木源吉(天栄支店)