20年にわたり須賀川の観光地やイベントの魅力を発信・サポートしてきた、須賀川観光物産振興協会の「牡丹キャンペーンクルー」観光PR事業は、所期の目的を一定程度達成できたとして、今年度で活動終了する。新年度以降はSNS媒体による情報発信を主体にし、新しいクルーの募集・選考は行わない。
同クルーは前身のミス牡丹から活動を継承し、大型連休中の須賀川牡丹園内案内、市内関係機関や県知事への表敬訪問、市外観光施設でのPRキャンペーンなど幅広い活動で須賀川の魅力を情報発信した。
一方でコロナ禍の人流抑制などの影響でクルー活動の幅が大きく制限されただけでなく、近年は新規クルー選考会への応募が大幅に減少するなど、クルー継続が困難な状況が続いていた。
今後の観光PR事業は、SNS媒体による情報発信を主体に、既存メディアを活用しながら、協会職員を中心に関係各団体の職員の協力のもとで展開していく。
実質的に最後のクルーとなった有賀くららさんと渡部菜月さんは2020年度選考会で採用され、3年連続で活動を継続してきた。
2人は24日午後に橋本克也市長や安藤基寛副市長、五十嵐伸市議会議長らに任期終了を報告し、午後4時半から市役所で記念品贈呈式を行う。