銘板を付け替える工事
須賀川アリーナの名称を4月1日から「円谷幸吉メモリアルアリーナ」に変更することに伴い、施設の銘板や看板の修正作業を進めている。看板には円谷選手の走る姿を模したシルエットを加えるなど新名称のイメージに合わせた工夫も取り入れ、市のスポーツ振興の象徴として再スタートを切る。
「二人の円谷」顕彰事業の一環で、円谷選手の偉業を後世に伝え、市全体のスポーツ振興、市の認知度向上、シビックプライド醸成などを図ることが目的。
マラソン大会、ホール、パークに続く4つ目の「円谷幸吉メモリアル~」となる。
同施設は須賀川インターに近く、駐車スペースも広いなど様々な大会誘致に適しており、昨年は中体連全国柔道大会も開かれた。
今後、大会パンフレット等に施設名が記されるなど、認知度が向上していくことによって、「円谷幸吉」の名を目にする機会が増え、さらなる顕彰につながることが期待される。
同施設は福島空港開港記念のメイン事業として、また第50回国体卓球競技(平成7年)の開催に万全を期すため、平成6年3月28日にオープンした。
「須賀川アリーナ」の名称は市民から募集し、133件の中から選んだ。
国体開催時は平成天皇・皇后両陛下がお出でになり、敷地内で記念植樹も行われた。
また平成18年に円谷選手の関連資料が円谷家から市に寄贈されたことを受け、翌19年に資料の展示・保存を目的としたメモリアルホールをアリーナの一角にオープンした。
東京オリンピック2020が開催された令和3年10月には同ホールをリニューアルし、資料がより見やすくなった。
名称を変更することで、アリーナ利用者が同ホールに関心を持つきっかけにも結びつくと期待される。