復興のシンボル・桜「はるか」 福島空港公園30周年で植樹

文化行政観光須賀川市

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    内堀知事と一緒に記念植樹をする園児たち
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    橋本市長と植樹する園児たち
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    園児らと一緒に記念撮影する内堀知事たち

 福島空港公園開園30周年記念植樹式は20日、来賓と関係者約30人と地域の園児約60人、一般らが参加して同公園エアフロントエリア福島広場で行われた。
 県都市公園・緑化協会の猪股慶藏理事長は「平成5年に開園し広大な自然環境などの特性を生かすことをコンセプトに整備されました。30年間、様々なイベントを催し、多くの人に愛されにぎわうようになったものも、ご支援の賜物です。空の玄関口を飾るシンボルの一つとして、今後も魅力発信のため全力で取り組んでまいります」とあいさつした。
 内堀雅雄知事は「52・1㌶の広大な自然環境に空の公園をコンセプトとして整備されました。東日本大震災の復興のシンボルとして、本日桜を植栽し、40周年、50周年に向けて未来に広がってほしいと思います」と来賓祝辞を述べた。
 記念植樹は内堀県知事、橋本克也市長、石森春男玉川村長、大東子ども園の代表園児4人、たまかわクックの森の代表園児4人、猪股理事長らが桜「はるか」を丁寧にスコップで土をかけ、記念植樹を祝った。
 福島広場の周囲に来賓や関係者、園児らが一斉に揃い「はるか」30本を植樹した。
 品種「はるか」は国立研究法人森林研究・整備機構と勝木俊雄さんが開発し、東日本大震災の復興を願い県に贈られ、種苗法に基づき登録された。NHK大河ドラマ「八重の桜」主演の綾瀬はるかさんによって命名された。
 八重咲きの花びら14枚~20枚程度の白色に近い淡紅色の花を咲かせる。系統はサトザクラ。開花期は4月中旬頃で、ソメイヨシノより少し遅れて花を咲かせるという。

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