ベトナム人観光客を歓迎する関係職員やボータン
空港開港30周年に合わせ、県とベトナムを結ぶ連続国際チャーター便もスタートした。第1便はほぼ満席の207人が利用し、県内などの観光を楽しんでいる。運航会社のベトトラベルのフィン・ファン・フォン・ホアン副社長(47)は「国際定期便就航にも大変興味があり、実行に向け検討していきたい」と述べた。
連続チャーターは5月3日まで往復14本、計28便運航を予定している。
初日は空港関係者やキビタン、ボータンらが乗客記念品など渡して歓迎した。
県はベトナムからのインセンティブツアー(企業による研修旅行や報奨旅行)等の誘致も目指しており、初日のチャーター便で同国の企業幹部22社22人を招いたツアーも実施している。
ホアン副社長は「今年は福島空港の記念年だけでなく、日ベト友好50周年の年でもあり、積極的な取り組みを続けていきたい。ベトナムでも福島の認知度は上がってきており、四季折々の景色や温泉なども人気が高い」と述べた。
また定期路線実現に向けた課題として、今回のチャーター便がベトナム側からの乗客のみとなっていることを例に挙げ、「福島からベトナムに向かう便の活性化も必要となる。さらに様々なサポートも大切だ」と強調した。