利用者とぼたん保育園との最後の交流会
須賀川市の豊心会グループホームすずらんと閉園するぼたん保育園の最後の交流会「ありがとうぼたん保育園」は24日、東作の同ホーム駐車場と保育園駐車場で行われた。
園児23人と利用者と家族、地域住民ら約50人が参加した。今野秀吉理事長が「子どもたちの声が入所者の元気や励みになりました。これからも元気に成長してもらいたいと思います」、薄井英一園長は「閉園にあたりイベントを開いていただきありがとうございます。50年で延べ528人が卒園しました。20年以上交流し楽しい思い出がたくさんあります」とあいさつした。
利用者が製作した記念品の花紙や切り絵の四季の絵を園児らに贈り、内藤祥一家族会代表が「寂しい気持ちではありますが、新しい保育園で楽しんでください」とエールを送った。
全員で「にじ」を合唱し、ヒマワリの種を付けた風船50個を利用者と園児らが一斉に飛ばし、記憶に残る最後の交流会を楽しんだ。
すずらんとぼたん保育園は隣接し、夏祭り、芋煮会など交流を行ってきた。震災10年目には大きなツル2羽と防災の寸劇を利用者らが披露、園児らが紙飛行機を飛ばすなど交流を図ってきた。