4月6日から交通事故防止運動 新入学児童・園児を守ろう 5日は出動式で児童の1日警察官も

交通天栄村教育警察鏡石町須賀川市

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 県と県交通対策協議会が主唱する「新入学(園)児童・園児の交通事故防止運動」は4月6日から12日まで県内一斉に実施し、地域一丸となって子どもたちを危険から守る。須賀川市内では5日午前11時から市役所防災広場で出動式を行い、新入学児童4人に1日警察官を委嘱するほか、県警音楽隊が演奏を披露する。
 運動は「あぶないよ いそぐきもちに しんこきゅう」をスローガンに、児童・園児の交通事故防止、全席シートベルト・チャイルドシートの正しい着用の徹底、道路横断中の交通事故防止の3点を重点として広報活動など展開する。
 出動式は須賀川地区交通3団体(交通安全協会・安全運転管理者協会・安全運転管理事業主会)、市交通対策協議会、須賀川署のほか交通関係団体やボランティアが参加する。
 赤松正広署長から委嘱状を受けた児童は交通安全に対する思いなど表明し、警察官とパトカーに乗り込み、周辺のパトロールに繰り出す。
 また期間中に通学路の見守り活動などに力を入れる。
 鏡石町は6日午前11時からイオンスーパーセンター鏡石店で交通安全協会や母の会、須賀川署員らが交通安全フェアを実施するほか、入学(園・所)に合わせたミニテント村で親子に交通安全を呼びかける。
 天栄村は交通安全母の会やシルバー人材センター、村職員が期間中は毎朝通学路に立ち、子どもたちの安全を見守る。
 県内の新入学(園)児童・園児の令和4年交通事故被害状況は死亡1人(前年比1人増)、負傷者143人(同7人増)で依然として多くの子どもが犠牲となっている。
 子どもの死傷者状態別内訳は、自動車同乗中73人、自転車36人、歩行中29人、その他6人だった。
 事故原因で最も多いのは「飛び出し」であり、悲惨な事故を防ぐため「信号を守る」「歩道を通る」「横断歩道を渡る」「止まる、待つ、見る」を子どもたちに習慣づける必要がある。
 またドライバーも通学路などでは急な飛び出しを想定し、思いやりの気持ちを持ち、スピードを落として安全運転に努めることが求められる。

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