福島空港にやってくるブルーインパルス(防衛省提供)
航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」は9月16日、開港30周年を迎えた福島空港の「空の日フェスティバル」でアクロバット飛行を実施し、大空に美しい隊列の曲線を描く。県が4日発表した。
福島空港にブルーインパルスが来るのは開港以来初めてで、県内でも平成25年6月の「東北六魂祭2013福島」以来、約10年ぶりとなる。
ブルーインパルスは航空自衛隊の存在を多くの人に知ってもらうためのアクロバット飛行の専門チームで、正式名称は宮城県松島基地第4航空団所属の第11飛行隊。青と白にカラーリングされた6機の機体が大空で展開するパフォーマンスが有名で、全国に多くのファンを持つ。
今年度は同イベントを含め計21回のアクロバット飛行を全国で予定している。
県は多くの県民に飛行を見てもらうため、飛行ルートや時間帯を調整する方針である。
「空の日フェスティバル」は県や地元自治体、関係団体からなる実行委員会が、多くの県民に空港に親しんでもらい、空港に対する理解向上を図るため、毎年実施しているイベント。
例年はウルトラヒーローショーやヘリコプターの遊覧飛行、空港ターミナルビル探検ツアー、ANAトロッコドーリーツアーなどで人気を集めているが、今年の内容については夏以降の実行委員会で決定する見込み。
今年はこのほか、5月13日午前10時から実施の「春の空港まつり」で県内在住のエアレース・パイロット室屋義秀さんによるアクロバット飛行も予定されており、開港30周年の記念年を盛り上げる。