須賀川市議選 7月30日告示、8月6日投開票 選挙戦へ動きに期待の声

議会選挙須賀川市

 任期満了に伴う須賀川市議会議員選挙は7月30日告示、8月6日投開票で行われる。3日の市選挙管理委員会臨時会で正式決定した。4年前の市議選初の無投票の影響で低調気味だった選挙活動の積極化を期待する声も聞かれる。
 現在の市議は9月3日に任期満了を迎え、定員24に対し欠員1の23人。3月議会会期に合わせた阿武隈時報社動向調査で16人が出馬、5人が検討中、1人が勇退、1人がその他の回答を寄せており、情勢分析などから現状で最大4人程度が出馬しないのではないかとの見方もできる。
 新人候補は今月上中旬に出馬表明へ準備を進めている4人をはじめ、水面下も含めて現状で最大8人程度の動きがうわさされ、平成27年以来の選挙戦となる見込みが濃厚だ。
 一方で現職の動きが「まったく見えない」、「鈍すぎる」などと懸念する声が聞かれ、新人候補からも「どのタイミングで選挙活動を始めれば良いのかわからない」との声もあり、市議選初の無投票が今回のスローペースにつながっているとも考えられる。
 4年前に続きお盆前とうわさされていた、市議選投開票日が具体的に決定したことで、現職・新人ともに選挙に向けた動きが本格化し、記録的な開花・満開となった桜と同じように、夏に向けて一気に選挙熱が高まることが期待される。
 無投票となった令和元年選挙は、定数24に対して現職14人、元職1人、新人9人が立候補した。有権者数は6万3887人。
 実戦となった前々回(平成27年)は定数24に対し現職21人、新人6人で3人オーバーの激戦となり、新人全員が当選し、現職3人が涙を飲んだ。有権者6万2719人で投票率は60・52%だった。
 今年3月1日現在の選挙人名簿定時登録者数(有権者数)は6万2905人(男3万888人、女3万2017人)。

イベント情報バナーイベント情報バナー