12日まで交通事故防止運動 音楽隊が演奏響かせる 新入学児童3人の1日警察官も

交通子ども警察須賀川市

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    1日警察官の委嘱状を受ける児童たち
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    音楽隊の演奏に大喜びの子どもたち
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    パトロールに出発する白バイとパトカー

 6日からの新入学(園)児童・園児の交通事故防止運動に先立ち、須賀川地区交通3団体と市交通対策協議会、須賀川署は5日、市役所防災広場で出動式を行い、県警音楽隊が勇ましい演奏を響かせた。さらに1日警察官の委嘱を受けた新入学児童3人が「私たちは約束を守って交通事故にあわないようにします」と元気いっぱいに決意表明した。
 同運動は県と県交通対策協議会が主唱し、6日から12日まで県内各地で啓発活動など行い、悲惨な事故から子どもたちを守る。
 出動式は主催団体と交通安全母の会、交通指導専門員などが出席したほか、地域住民や近隣の保育園児らも見学に訪れた。
 赤松正広署長は「須賀川・岩瀬は今年に入ってから交通死亡事故1件、事故件数や傷者数も昨年より増加しており、一刻の猶予も許さない状況と認識している。期間中は交通取り締まりなど重点に取り組んでいく」と述べた。また4月から自転車のヘルメットが努力義務化されたことを受け、「皆さんが率先して装着し、意識改革に協力してほしい」と呼びかけた。
 大木正弘交通安全協会長は「新入学園児・児童の保護者は、通学路の安全確保や飛び出しの注意、押しボタン式信号機の渡り方の指導などお願いしたい。子どもたちのかけがえのない命を守るのは大人の責任である」と訴えた。
 市交通対策協議会長の橋本克也市長は「子どもたちは横断歩道で慌てずゆっくり左右を確認すること、ドライバーは心にゆとりを持ち思いやり運転に努めてほしい」とあいさつした。
 県警音楽隊の約30人は子どもたちの安全へ願いを込め、「オブラディ・オブラダ」や桜をテーマにしたメドレー曲など披露した。カラーガードもフラッグなど使った演技を見せ、会場を盛り上げた。
 新入学児童の佐藤蘭禾さん(柏城小)、阿部敏晴さん(仁井田小)、國分千陽さん(西袋一小)の3人は赤松署長から委嘱状を受け、パトカーに乗って周辺をパトロールした。
 佐藤さんらは「ドキドキして楽しかったです。私も道路を横断するとき気をつけて渡ります」と笑顔をみせていた。

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