スタントマンが事故再現 天栄中で自転車安全教室 JA夢みなみ・共済連福島

交通天栄村教育

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    危険な交通事故を再現するスタントマン

 JA夢みなみとJA共済連福島の自転車交通安全教室は11日、天栄中で行われ、プロのスタントマンが交通ルール・マナーを破った際に発生しうる交通事故を再現する「スケアード・ストレイト」を実演し、生徒たちが事故の恐ろしさと正しい走行の重要性を学んだ。
 県警本部、須賀川署の協力。
 自転車の利用が多い中学生に交通事故の危険性を理解してもらい、次世代を担う子どもたちの育成と安全な生活環境づくりを目的に毎年県内各地で実施している。
 全校生徒111人が校庭に集まり、濱津太校長とJA夢みなみの本郷良幸常務理事があいさつで出合い頭の事故やスマートフォンのながら運転などの危険性を説明し、注意を呼びかけた。
 須賀川署の大和田史佳交通課長が講話で全国共通の自転車安全五則(①車道が原則、左側を通行 歩道は例外、歩行者を優先②交差点では信号と一時停止を守って、安全確認③夜間はライトを点灯④飲酒運転は禁止⑤ヘルメットを着用)など説明し、特にヘルメットは装着により助かった事例を紹介しながら「身を守るため、将来を守るためにも必ず着用してほしい」と訴えた。
 スタントマンによる交通事故の再現は東京都のスーパードライバーズに所属するプロが、並進走行やヘッドホン着用など違反走行の危険性、交差点の出合い頭事故、大型車の内輪差による巻き込み事故など再現した。また自動車には死角があること、小さな事故に巻き込まれた場合でも必ず警察に通報が必要なこと、歩行者・自転車とドライバーが道路横断時に笑顔を交わす余裕を持つスマイルコンタクトの重要性など伝えた。
 参加した春日恋さん(3年)は「事故再現の迫力がすごかったです。自分も自転車走行中、すぐ脇を車が走るなど危険を感じることがあるので、ヘルメットの着用や、発進時の左右、右後方確認などで事故に遭わないようにしたいです」と述べた。

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