24日から春季企画展「『碑』と中山義秀」 須賀川市歴史民俗資料館

文化須賀川市

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 須賀川市歴史民俗資料館の春季企画展「『碑』と中山義秀」は24日から6月16日まで、長沼にルーツを持つ芥川賞作家の中山氏(明治33年―昭和44年)の関連資料など約40点を展示し、長沼から見た同氏の足跡をたどる。
 中山氏は大屋村(現白河市大信)出身で、昭和13年に「厚物咲」で芥川賞を受賞、翌年に発表した小説「碑(いしぶみ)」で文壇の地位を確立した。
 同作は幕末期に長沼を舞台に、祖父の又十郎ら陣屋侍の中山三兄弟の生涯と、実際に起きた兄弟間の仇討ち事件をモデルにした作品で、後に映画化もされた。
 中山氏は昭和37年2月に旧長沼町から招待を受け、長沼公民館で講演会を開き、同年9月には長沼城址に建てられた文学碑の除幕式に参加した。
 文学碑には「碑」より「山間の小さな城下町に初秋の風のおとづれを聞くやうになった」の一節が刻まれている。
 そうした縁から中山氏は「長沼では生涯えやすからぬよい思い出となり尽きせぬ名残がある。町民のみなさんに宜しく」と地元関係者への書簡に綴った。
 企画展は中山氏の生涯に関する解説パネルや、長沼での講演会、除幕式での写真のほか、文学碑の拓本、「碑」の映画ポスター、直筆の手紙など並び、中山氏と長沼の縁をひも解く。
 入場は無料。開館は午前9時から午後5時まで。休館は土・日曜日と祝日。
 このほか関連イベント「義秀館バスツアー」は6月3日午前9時から、同館と白河市の中山義秀記念文化館をめぐり、学芸員らの解説を受ける。参加費は500円。5月1日から電話で申し込みを受け付ける。
 問い合わせは同館(℡ 0248-67-2030 )まで。

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