優勝した夢菜さん(中央)と準優勝の姫菜さん
第22回全国小学生ソフトテニス大会で優勝した大武夢菜さんと、準優勝の姫菜さん姉妹(元西袋一小、現西袋中)は17日、市役所応接室で橋本克也市長に大会の感想などを報告した。
二本松ジュニア所属の姉・姫菜さんと妹・夢菜さんは、3月30、31の両日に千葉県で行われた小学生最後の全国大会に挑み、決勝で姉妹対決を繰り広げた。競技史に残る対戦は、いずれの勝利も願う観客が拍手もせず固唾を飲んで見守る緊張した雰囲気で行われたが、姉妹は「緊張せず楽しくプレーできました」と笑顔で振り返る。
夢菜さんは「今回はずっとペアで戦ってきた姫菜と一緒に勝つことができないと思うと、少し寂しい気持ちもありました。でも、優勝を目標にしていたので、最後の得点を決めたときは特にうれしかったです」と述べる。
姫菜さんは「練習でいつも夢菜と対戦しているので、普段と場所が違うだけと思い、伸び伸びとプレーできました」と語った。
2人は5月13、14の両日に岡山県備前テニスセンターで行われる全日本シングルス選手権大会に、高校生や大学生、実業団選手と混じって出場する。
夢菜さんは「大会では相手の良いところを学び、自分に活かしたいです。またコートの深くを狙える打ち方なども練習し、中学でも全国制覇したいです」、姫菜さんは「年上で強い人ばかりだと思うので、今できることをチャレンジし、1試合でも多く勝ちたいです。全国優勝にはミスなく決められる集中力が大切だと思うので、練習で強化していきたいです」と意気込む。
橋本市長は出場前に交わした約束通りの成果を喜び、「これからさらに多くの人から目標にされる存在になると思うので、その分お互いに競い合い、励まし合って強くなってほしい」とたたえた。
なお市では2人の活躍を祝う懸垂幕を市役所みんなのスクエアとtetteに掲げている。