県などが主唱する春の全国交通安全運動は5月11日から20日まで、「自転車に 乗るなら必ず ヘルメット」をスローガンに全県一円で展開する。須賀川市交通対策協議会や地区交通安全協会、交通安全母の会、交通教育専門員、須賀川署などの関係者らは10日午後1時半から、イオンタウン須賀川で街頭啓発キャンペーンを行い、啓発資料の配布やハンドプレートで事故防止に協力を呼びかける。
交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣づけ、住民自身の道路交通環境改善に向けた取り組みを推進し、交通事故防止の徹底を図る。
鏡石町は11、19の両日にシートベルト着用実態調査、12、16の両日に公用車の街頭広報、17、30の両日に鏡石幼稚園と認定こども園ぶどうの木で交通教室を行う。
天栄村は運動期間中、交通安全母の会と役場職員で各学校の通学路に立ち、街頭指導で子どもたちの安全を見守る。
運動の重点の一つである「こどもを始めとする歩行者の安全確保」のため、家庭では「無理な横断をしない」「道路横断中は手をあげ、左右の安全を確認しながら渡る」「夕暮れや夜間は明るく目立つ格好で、夜光反射材や懐中電灯など活用する」など指導を求める。
また重点「横断歩行者事故等の防止と安全意識の向上」に向け、家庭や地域では「全席シートベルトとチャイルドシートの正しい使用の習慣づけ」、「交通ルールの遵守や思いやり・ゆずりあい運転の励行」を呼びかける。
身体機能の変化などで安全運転に不安がある高齢者は、サポカーの活用、運転相談窓口#8080の利用、運転免許証の自主返納制度や各種支援を家族らと話し合うよう促す。
3つ目の重点「自転車のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底」は、4月1日施行の道路交通法一部改正で努力義務化されたヘルメットの正しい着用を求める。
さらに自転車安全利用五則(①車道が原則、左側を通行 歩道は例外、歩行者を優先②交差点では信号と一時停止を守って、安全確認③夜間はライトを点灯④飲酒運転は禁止⑤ヘルメットを着用)を守るよう啓発に力を入れる。