天栄村臨時議会は20日に開かれ、専決処分2件と今年度一般会計補正予算の計3議案を原案通り可決した。
一般会計補正予算は歳入歳出にそれぞれ9450万円を追加し、総額は41億8050万円とした。
主な歳出は物価高騰対策として全村民に村内で使える商品券1人1万円分を支給する。事業費は計5743万3000円。5月下旬頃の支給となる見込み。
新型コロナワクチンの今年度春接種にかかる予算も確保した。春接種は対象が65歳以上と基礎疾患を有する人、医療・介護従事者等で村は約2000人を見込む。接種券を今月中に発送し、集団接種は村体育館で5月20、27の両日と6月3、10の両日。湯本体育館で6月24日に実施する。
プレミアム商品券は夏と秋に各1000セット販売する。プレミアム率は20%で商工業の振興を図る。事業費450万円。
観光振興では泊まってエールキャンペーンを実施、1000人泊分に当たる320万円の予算を計上した。期間は調整中だが、期間中は村内施設の宿泊料が2000円割引され、さらに村内で使えるクーポン券1000円分をプレゼントする。
そのほか専決処分は税条例の一部改正を承認した。