4年ぶりの通常開催を決めた実行委員会
第31回須賀川市釈迦堂川花火大会は、8月26日午後7時から市民スポーツ広場で4年ぶりに約1万発を全4章構成で打ち上げ、コロナ禍前の規模で通常開催する。24日に市役所で開いた実行委員会で決定した。
東日本大震災から12年が経過し、発展期への新たな歩みを進める元気な須賀川市を県内外にPRするとともに地域活性化推進を図る。
4年ぶりの通常開催では、市内中学生合唱部の歌声に合わせた「音楽創作花火」、「M78星雲姉妹都市スターマイン」、「尺玉連発」、「唐笠行灯花火」、全長150㍍の「ナイアガラ花火」を約1時間半で打ち上げる。県内外から10万人の観客を見込んでいる。
露店は駅前と仲の町のパチンコつばめ須賀川店に出店する。
イベントは雨天決行、荒天中止予定で、関係機関と協議・連携を図り、警備計画書を作成するとともに、地震などの気象災害に備え、各種対応マニュアルを策定して安全対策に万全の体制を整える。
招待席はパチンコニラク駐車場の一部に折りたたみイスとブルーシートを最大1200席用意する。
有料観覧席は中宿公園(ケーズデンキ南側)に全席指定丸テーブル席896席、イオンタウン北側駐車場に全席指定丸テーブル席(1席4人)261席、東部環状線に折りたたみイス2カ所各1000席を6月上旬からCNプレイガイドで販売する。丸テーブル席は1席1万8000円(当日1000円増し)、イス席は1席3500円(200円増し)。
協賛者・協賛金は各事業所・団体のほかホームページで県内外に呼びかけ、7月14日まで募集する。
駐車場は招待者・協賛者駐車場を須賀川二中校庭に230台用意するほか、無料駐車場は市内24カ所に約5000台分確保する。臨時列車も運行を予定している。
市民協働による花火大会運営を目指すため、市内外の個人・団体からボランティアの花火サポーター・イベントサポーターを募集し、大会翌日午前6時から会場周辺の清掃活動を行う。
第1回実行委員会で実行委員長の橋本克也市長は「夏の風物詩として市民の皆様に親しまれている釈迦堂川花火大会は、県下有数の大会として大勢の観覧者にお越しいただいていました。コロナ禍で感染拡大リスクのため、過去2年間は場所の非公開など対策をとってきました。厳しい状況ではありますが、コロナ禍以前の規模での大会を開催し、大いに楽しんでいただけるよう趣向を凝らし、市を県内外に広くPRしてまいります」とあいさつした。