県協会の宮内理事長迎え、正しい姿勢や歩幅を練習 須賀川アカデミックマーチングバンド

教育文化須賀川市

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    宮内理事長から指導を受けて練習する子どもたち

 須賀川一小特設マーチングバンド部の後継団体となるスポーツ少年団「須賀川アカデミックマーチングバンド」は22日、須賀川一小体育館に県マーチング・バンド協会の宮内淳理事長を迎え、正しい姿勢や歩幅の合わせ方など指導を受けた。
 同団体は部活動の地域移行の影響により昨年度で特設マーチングバンド部が廃止されたことを受け、活動の継続を願う子どもたちのため保護者らが中心となって設立した。
 現在は同校の児童だけでなく他校からも参加希望者を募り、約20人が毎週水・土曜日に練習している。
 新入団員も少なくないため、今回は隊列を乱さず動くための基礎を学んだ。宮内理事長から、隣の人と動きを合わせるコツなど教わり、児童らはぎこちなさを残しながらも、互いに笑顔を見せ合い、声を合わせて練習に励んでいた。
 リーダーの鈴木あやのさん(須賀川一小6年)は「教わったことを生かして、もっと上手くなりたいです」とお礼を伝えた。
 宮内理事長は「活動で一番大事なのは、『このメンバーでやって良かった』と最後に思えることです。上級生は下級生をしっかりフォローし、支え合って頑張ってください」とエールを送った。
 また阿武隈時報社の取材に対し「(同団体は)リーダーがしっかりしており、良い雰囲気で練習できている」と評価を述べた。
 また地域移行の取り組みについて、「保護者や地域が頑張ることも大切だが、マーチングバンドでは練習場所や指導者の確保、楽器の整備や移動、資金面などそれだけで解決が難しい問題は多くある。行政などの支援が必要だと思う」とした。
 なお同団体は団員を随時募集している。詳しくはホームページ(https://sukagawa-marching.club/)まで。

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