須賀川市内のナシやリンゴ 今月10日の凍霜で約8500万円の被害

災害(地震、火災、水害等)農業須賀川市

 今月10日早朝に発生した凍霜害について、橋本克也市長は28日の定例記者会見で浜尾、和田、前田川、大桑原地区などの被害状況を発表した。12日調査時点の速報値で被害面積は約40㌶、被害総額は約8500万円に及ぶなど、過去2番目の被害の大きさとなった。
 内訳は日本ナシが栽培面積80・45㌶のうち被害面積約25㌶で、被害額は約7600万円。リンゴは栽培面積60・0㌶のうち被害面積約15㌶で、被害額は900万円。
 過去10年の凍霜害被害と比較すると、面積は令和3年度の97・0㌶、平成28年度の82・0㌶に続き過去3番目、被害額は令和3年度の1億9566万6000円に次いで2番目となっている。
 市は今後の対応について、県やJAなど関係団体と連携しながら、被害農家の営農意欲継続につながるよう早期支援に取り組むとした。
 25日にも凍霜害発生報告があり、被害状況は5月中旬ごろ発表される見込みだ。

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