80話の昔話をまとめた本を寄贈
うつくしま未来博を契機に平成17年に発足したすかがわ昔話の会は、須賀川市の伝説や昔話など80話を収録したCD「すかがわの昔話」(全8枚組)を製作した。次世代につなげる文化資料として活用してもらいたいと須賀川市に7セットを寄贈した。
CDは須賀川地方で昔からの方言で語られ、伝説や昔話を次世代への口伝としてつないでいけるようにウルトラFMの協力で20セットを製作した。市贈呈と会員への配布をし、販売はしないが、要望が多ければ追加製作し実費販売なども検討する。
寄贈の7セットは、博物館1つ、中央・長沼・岩瀬の各図書館に2つずつ収蔵される。
安田きよ子会長と相樂市子副会長が1日、市役所を訪れ、橋本克也市長にCDを贈った。
安田会長は「ふるさとの大事なものを少しでも語りで残していきたいとCDにまとめました。多くの方に聞いてもらい、自分の地域を見返すきっかけになればと思います」と話した。
同昔話の会は震災時に須賀川災害FMで民話を放送、平成25年にふるさとカルタを製作し管内小学校などに寄贈した。令和2年に設立15周年を記念してCD「須賀川・岩瀬の昔話」を製作、風流のはじめ館で奇数月の第3土曜日に「風流の民話館」を開いている。