コロナ禍前のにぎわい取り戻す 牡丹園はGWに1万5000人超 ウルトラマン・書道演技など人気

イベント観光須賀川市

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    4年ぶりのステージショーに多くの家族連れ
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    「煌」テーマに書を披露した書道部3年生たち

 今年の春の大型連休は概ね好天に恵まれ、全国唯一の国指定名勝「須賀川牡丹園」は連日、県内外から1万5000人を超える観光客が足を運び、コロナ禍前のにぎわいを取り戻した。
 今春は記録的な陽気の影響で牡丹の開花も早く、園内の290種7000株の“百花の王”も最盛期を迎え、百花繚乱の装いで来園者の目を楽しませた。
 連休中は特設ステージで市民有志団体によるおもてなしイベントを連日開き、フラダンスや民謡、書道パフォーマンス、オカリナ演奏、南京玉すだれなど手作りの温かなもてなしが好評を集めた。
 書道パフォーマンスは須賀川桐陽高書道部が出演し、部員たち約40人がよさこいの軽快なリズムに乗せてダンスと書を組み合わせたステージを披露した。
 巨大半紙にふと筆で「煌」をテーマに、オリジナルの「皐月の香る/群青のそらの下/重なり合う音で/彩る一頁(中略)楽しかった/日々を胸に/絆で結ばれた/仲間よ/今跳び立て」の1文を書き上げ、来場者から大きな拍手が送られた。
 5日のこどもの日に合わせて、4年ぶりにバトルステージ「ウルトラマンデッカーショー」が再開し、家族連れを中心に関東圏内からも多くのファンが集結した。
 怪獣とデッカー・セブンが迫力のバトルを披露すると、客席からは「ウルトラマンがんばれー」の声が盛んに飛び交い、応援の拍手を必死に送る子どもたちの姿も多くみられた。
 園内では関連イベント「モバイルミッションスタンプラリー」も実施し、スマートフォンを片手にチェックポイントを探す親子も楽しんでいた。
 ほかにもすかがわ昔話の会とふくしま四人会が「むかし話」、須賀川茶道連合会の「呈茶」、フラワーセンターでの特別企画展なども催し、満開の牡丹とともに多くの観光客をおもてなしした。

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