牡丹園開園250年記念の牡丹鉢が7年越しに開花 上人坦の笠原さんが栽培

観光須賀川市

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    7年越しに開花した「八千代椿」

 須賀川市上人坦の笠原尚子さん宅で栽培している須賀川牡丹園開園250年記念配布の牡丹鉢が7年越しに開花して話題を呼んだ。
 須賀川牡丹園は明和3年(1766年)に摂津国(現宝塚市)から苗木を取り寄せ栽培したのが始まり。明治初期に栁沼家が引き継いで牡丹の種類や株数を増やし、現在は290種7000株の花々を楽しめるまでになっている。
 平成28年5月の園遊会で開園250年を記念し、招待者や来賓に200鉢の鉢花を贈り、笠原さんは自宅庭で大切に世話を続けた。
 株の生長に合わせて鉢を植え替えるなど育成し、4月20日頃に世話してから7年越しに初めて開花した。
 見事なピンクの大ぶりの花を咲かせ、所属するふるさとガイドの会関係者からは「八千代椿」ではと言われている。
 笠原さんは「きれいな花を咲かせてくれました。これからもずっと咲いてくれるよう大切に育てたいです」と笑顔を見せる。

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