大迫力のアクロバット飛行を披露する室屋さん 子どもたちへのメッセージなど伝える室屋さん 模型飛行機を飛ばす子どもたち 多くの人でにぎわう会場
春の福島空港まつりは13日に開催され、開港30周年を記念した多彩なイベントに県内外から集まった多くの人でにぎわった。とりわけ県内在住のエアレース・パイロット室屋義秀さんのエアショーは、室屋さんが大空で次々と繰り出す大迫力の妙技に歓声を上げ盛り上がった。トークショーで室屋さんは9月16日の「空の日フェスティバル」にも出演することを発表した。
須賀川商工会議所など地元商工会や自治体、県や関係機関などからなる実行委員会の主催、阿武隈時報社などの後援。
県の経済・観光の交通拠点である福島空港でイベントを開催し、情報発信と地域の活性化を図るため毎年実施しているが、新型コロナの影響で中止や規模縮小が続き、従来通りの開催は4年ぶりとなる。
エアショーはエプロン立ち見席や展望デッキを中心にあふれんばかりの人が押し寄せた。室屋さんはドイツ製の世界最高峰アクロバット機「エクストラ」を駆って空を旋回し、ときに木の葉のように、ときに稲妻のように自由自在に飛ぶ曲芸を次々と披露した。
トークショーでは自由に飛べるアクロバット飛行の魅力にとりつかれ、単身アメリカに渡ってトレーニングしたなど若い頃のエピソードや2017年のワールドシリーズ制覇など語った。また子どもたちへのメッセージとして「楽しいことを見つけて追いかけていくと、将来も楽しんで生きられる可能性が広がる」、一般に対して「次世代がより成長し花開くための階段を、みんなで頑張ってつくっていけたらいいなと思います」と述べた。
ステージはこのほかウルトラマンデッカーショーやマジカルバルルーンショーなどで盛り上がった。
空港ビル内では模型飛行機を作ってアクロバット飛行に挑戦するコーナーやANAのちびっこコスチューム撮影会を多くの子どもたちが楽しんだ。
また飲食物の青空市やトロッコドーリーなど様々な催しで来場者たちは楽しい1日の思い出を作っていた。